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◆新ブログに移行します◆Blog vs. Media 時評blog.dandoweb.comへどうぞ ――――――――――― ネットジャーナリズム活性化のために3/9=圧縮音楽の改善2/11=失敗国家と紙消費2/9=「ウェブ通」リンク集
by ydando
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新ブログをオープン、ここは休止します
 3月22日、新ブログ「Blog vs. Media 時評」(略称:BM時評)をオープンしました。ブックマークされている方は変更をお願いします。

 2004年から開いてきた「ブログ時評」ですが、ひと区切り付けるのに良い潮時と思っています。提携していた岩波『世界』の連載が3月号で終わり、新聞社内で2年半続けた記事審査委員からも月末で離れます。大阪の夕刊での連載も終わらせて、しばらく束縛がなく、自由に再スタートが切れる環境が出来ました。

 このブログは1年程度はこのまま凍結状態にし、その後でコンテンツの保存などを考えるつもりです。

※新ブログで
 「日本人の起源を読み解く@2008リンク集」
 「日銀総裁空席めぐる社説のアンフェア」
など展開中です。
# by ydando | 2008-03-22 21:26 | ネット
圧縮音楽の高音改善は低音も増強
 iPodが国内に1000万台以上あると言われるように、各社が出しているデジタルオーディオプレーヤーは日常生活に不可欠、空気のような存在になっています。周囲に騒音がある通勤通学や街中の散歩に使うなら音質を問題にするまでもないけれど、最近、もっと本格的に音楽を聴けないかと欲張り始めました。その結果、ちょっと面白い結論「圧縮された音楽の高音改善は低音も増強してしまう」に達したのが今回の報告です。

 かつてシリコンオーディオと呼ばれたように比較的小さなメモリーに大量の音楽を蓄えるのが特長です。情報が多い高音域を気にならない程度にカットするのがミソです。しかし、最初にiPodが世に出たとき「音が悪すぎる」と感じられました。当時試して音楽を圧縮した後のビットレート192kbpsなら、なんとか納得できると感じ、iPodではないプレーヤーを買ってCDからMP3やWMAに変換して聴いてきました。

 少し古いページ、AV Watch「第10回:パッケージソフト全盛時代の『現代MP3事情』~その2:MP3エンコードの設定でどれだけ音が変わるのか?~」に圧縮後のビットレートの違いにより周波数特性がどう変化するのか、きれいなグラフで紹介されています。オリジナル曲と比べて「グラフが落ち込むのは、96kbpsでは12kHz上、128kbpsでは16kHz、192kbpsと160kbpsでは20kHz、320kbpsでは21kHz近辺であることがわかる」としています。16kHzくらいならたいていの人が聞き取れるはずです。「非可逆圧縮」が最初に広く消費者に使われたのはMD(ミニディスク)からで圧縮度は気づかれないように抑えられました。

 最近、大容量のデジタルオーディオプレーヤーが登場し、これまでなら1曲が2MBか4MBくらいだったのを10倍くらいにする「可逆圧縮」の機種が出てきました。実質的にオリジナルが聴けるのですから、これに乗り換えるのがベストでしょうが、たまたま私が使っている携帯電話「au W54T」の音楽プレーヤー部分に、失われた高音を補う「DBEX」という音質補正技術が備わっていると知ったので使ってみることにしました。

 ITmedia「“音楽のau”を支えるヤマハの『DBEX』技術とは」にビットレート48kbps程度の「着うたフル」などの「失われた音の成分を補完し、さらに中音域のざらつきなどを改善する技術」とあります。少し気を付けて新製品の紹介を見ると、同種の機能を持つデジタルオーディオプレーヤーがいくつも登場しています。実のところ、そうしたリリースを見て食指が動き、使っていなかった携帯電話の機能を見直したのでした。

 どんな補正をしているのか、簡単に言えば圧縮後に残っている低い音楽周波数成分の倍音を作っているようです。倍音、3倍音…と整数倍の周波数の音を付加するのは技術的には容易です。自然な感じにするノウハウは各社で開発しているようで、方式名が違います。

 ふだんに持ち歩いているイヤフォンは独ゼンハイザーのMX500とオーストリアAKGのK12Pです。イヤフォンは耳の形との相性があって音質は私の評価に限れば、MX500は野太い低音に艶っぽいボーカル、K12Pは高域伸びて鮮やかで低音控えめながら重低音あり――となります。音質補正技術をONにした瞬間に瑞々しい感じが広がってK12Pは伸びた高域がいっそう冴えわたり、バイオリンのソロなど大満足です。MX500もボーカルの艶がさらに良くなりますが、太い低音がさらに強くなってしまうのです。静かな部屋でゼンハイザーのヘッドフォンPX100を使って「低音の出過ぎ」が確認できました。K12Pについて言えば、重低音の上に低音が肉付けされて素晴らしいバランスに変化します。

 実は、かなり大きなスピーカーでも音楽で使われる30Hzや50Hzといった本当の重低音は出せていないのです。それでも聞こえると感じるのは倍音の存在から「脳が感じる」からです。ITmedia「小さなスピーカーで重低音再生――ビクターの新『液晶EXE』(2/2)」には重低音を感じさせるために、存在しない重低音の倍音を積極的に付加する技術開発が説明されています。圧縮音楽の音質補正技術も意図しないで低音増強を実現してしまったようです。

 この副作用について善し悪しを論じるつもりはありません。クラシックなどで明らかな過剰感を感じる場合もあれば、バス楽器の彫りが深まり、アタック感が増してグッドということもあります。音楽ライフを楽しむために知っていて利用できる、面白いファクターです。
# by ydando | 2008-03-09 18:44 | AV
「再スタート」と岩波『世界』転載終了
 「ブログ時評」サイトを作るきっかけになった岩波書店『世界』へのダイジェスト版転載が、いま発売中の3月号で36回をもって終わりました。最終回は裁判員制度は混乱必至でも開始すべきか [ブログ時評89]から、その前は専業農家の救出を急がねば稲作は崩壊 [ブログ時評87] からと、非常に幅広い話題でブログが発信している様々な声を扱わせていただきました。『世界』の誌面中で「ネット言論はいま・ブログ時評on SEKAI」でしか読めないテーマが満載で、医療崩壊などは『世界』編集部が取り上げる1年以上前に出し雑誌経由で知られた読者も随分、増えた印象です。

 また過去2年半、新聞社内では記事審査委員という、社外に知られていない特殊な仕事をしてきましたが、これも3月末で離れて普通の記者に戻れることになりました。記事審査委員の仕事は出来上がった新聞紙面のご意見番です。私の場合は正統的な各紙比較などのやり方に加えて、ブログ時評で開発した手法を使い、日々の新聞記事に対して社会からどんな風が吹いているのか、具体的に示すことも試みてきました。当然ながらレポートは辛口なトーンが強く、社内秘扱いです。これで困ったのが、社内と社外で同じ事は書けない制約でした。この難点も4月から解消です。

 ふたつの大きな制約が4月からなくなります。「再スタート」をどういう形にするか、現在、検討しています。もともと「インターネットで読み解く!」という社外活動は、新聞社の業務と完全に切り分けられるとの前提で成立しているもので、社内情報を使わなければ社外活動もオーケーになっています。この3年余りのブログ経験に、さらに記事審査委員の経験もミックスして「再スタート」に何が出来るか、3月下旬までにはアナウンスしたいと考えています。
# by ydando | 2008-02-28 22:44 | ネット
第156回「失敗国家ランクと紙消費量のぴたり」
 その国の紙の消費量が文化や教育に限らず、経済や政治の状況まで示すバロメーターになると言われる。先日、ある作業中に1999年に書かれた「Language Observatory」にあるエッセイ「穏やかなミャンマーの友人の怒り」を見つけた。アジア各国の紙消費量についてユネスコの統計からデータを引いて「ユネスコが集計しているのは包装・梱包やトイレ・化粧用といった用途を除く、印刷用紙および筆記用紙に限っての数字である。消費量が最低である北朝鮮やラオスの紙消費量は国民一人当たり55~60g。A4コピー用紙一枚の重さは約4~5gであるから、北朝鮮やラオスの国民一人当たり筆記・印刷用紙消費量はA4コピー用紙換算で年間12枚程度である。同様の計算をすると、カンボジア15枚、モンゴル30枚、ミャンマー80枚、ベトナム250枚、インド400枚となる。ちなみに日本全体の平均値は113kgであるから、A4換算では2万枚を超える」と記述していた。興味深いが、原データはかなり古そうだ。

 紙消費量についてここまで用途を分けた統計は見たことがなかったので、ユネスコ統計から出来ればもっと新しいものを引き出したいと試みた。残念ながらネット上では無理だが、米国のシンクタンクが運営する「EarthTrends」で「paper consumption」を検索すると、世界各国の1人当たり紙消費量を1961年から2005年まで年ごとに一覧させてくれると知った。

 「失敗国家」という言葉を聞かれたことがあるだろう。国家として統一する軸が国民から失われ、行政・警察などの組織も崩壊して国の体(てい)をなさなくなる。ダルフール紛争で有名なスーダンが最近の酷い例だ。フセイン政権を打倒した米国が無理を通して支えているイラクもだ。「failed state」という英語ずばりのランキング「Failed States Index Scores 2007」が社会・経済・政治12指標を10点満点で採点し、合計点の上位から並べている。これと各国1人当たり紙消費量がどれくらい相関するのか見たいと考え、2005年分から数字を拾って当てはめた。その世界177カ国一覧が以下だ。ちなみに紙消費の世界平均は1人当たり54.48kgだった。
 ※お願い=このブログでは桁がずれたりして以下の数表が見にくいため、親サイトでの閲覧を強く勧めます


《失敗国家ランクと1人当たり紙消費量(kg)》
順位 国名     指標計 紙消費量
1 Sudan      113.7  1.01
2 Iraq       111.4  1.59
3 Somalia     111.1  0.03
4 Zimbabwe     110.1  11.72
5 Chad       108.8  0.17
6 Cote d'Ivoire  107.3  3.81
7 Democ Rep Congo 105.5  2.84
8 Afghanistan   102.3  0.02
9 Guinea      101.3  0.32
10 Cent African Rep 101   0.26
11 Haiti      100.9  1.10
12 Pakistan     100.1  8.07
13 North Korea    97.7  4.55
14 Burma/Myanmar   97   1.67
15 Uganda      96.4  1.92
16 Bangladesh    95.9  2.09
17 Nigeria      95.6  2.39
18 Ethiopia     95.3  0.43
19 Burundi      95.2  0.35
20 Timor-Leste    94.9  0.21
21 Nepal       93.6  1.09
22 Uzbekistan    93.5  1.76
23 Sierra Leone   93.4  0.47
24 Yemen       93.2  3.90
25 Sri Lanka     93.1  13.52
26 Rep of the Congo 93   0.08
27 Liberia      92.9  0.46
28 Lebanon      92.4  72.59
29 Malawi      92.2  1.17
30 Solomon Islands  92   --
31 Kenya       91.3  6.88
32 Niger       91.2  0.29
   (以上が警告レベル)
33 Colombia     89.7  25.29
33 Burkina Faso   89.7  0.85
35 Cameroon     89.4  3.68
36 Egypt       89.2  15.68
36 Rwanda      89.2  0.39
38 Guinea Bissau   88.8  0.10
39 Tajikistan    88.7  0.17
40 Syria       88.6  13.14
41 Equatorial Guinea 88.2  0.43
41 Kyrgyzstan    88.2  3.90
43 Turkmenistan   87.5  0.19
44 Laos       87.2  0.56
45 Mauritania    86.7  1.61
46 Togo       86.6  0.73
47 Bhutan      86.4  0.10
48 Cambodia     85.7  2.01
48 Moldova      85.7  4.49
50 Eritrea      85.5  0.70
51 Belarus      85.2  34.27
52 Papua New Guinea 85.1  2.75
53 Angola      84.9  1.16
54 Bosnia      84.5  25.30
55 Indonesia     84.4  20.67
56 Philippines    83.2  17.61
57 Iran       82.8  14.06
58 Georgia      82.3  1.34
59 Bolivia      82   5.39
60 Guatemala     81.4  24.42
61 Swaziland     81.3  --
62 Lesotho      81.2  --
62 Russia      81.2  37.53
62 Azerbaijan    81.2  20.31
62 China       81.2  44.66
66 Cape Verde    81.1  3.15
66 Maldives     81.1  3.38
66 Serbia      81.1  56.08
69 Dominican Rep   80.6  13.65
69 Zambia      80.6  2.63
71 Djibouti     80.3  16.51
72 Nicaragua     80   6.60
73 Ecuador      79.9  23.53
74 Venezuela     79.8  36.55
75 Israel      79.6 120.11
76 Tanzania     79.3  1.88
77 Sao Tome     78.6  2.29
77 Cuba       78.6  8.63
79 Vietnam      77.8  14.75
79 Comoros      77.8  0.00
81 Mozambique    76.9  0.85
82 Jordan      76.6  30.84
83 Madagascar    76.5  1.58
83 Saudi Arabia   76.5  41.80
85 Peru       76.4  13.03
86 Gambia      76   0.52
86 Morocco      76   12.75
86 Thailand     76   50.69
89 Algeria      75.9  13.32
90 Fiji       75.7  36.28
91 Mali       75.5  0.38
92 El Salvador    74.9  32.07
92 Turkey      74.9  27.30
94 Honduras     74.8  34.04
95 Macedonia     74.1  19.96
96 Suriname     73.9  6.53
97 Samoa       73.8  17.15
98 Micronesia    73.5  0.83
99 Gabon       73.3  8.46
99 Guyana      73.3  5.42
101 Paraguay     72.9  13.76
102 Mexico      72.6  64.81
103 Kazakhstan    72.3  15.37
104 Benin       72   0.85
105 Grenada      71.6  0.02
106 Ukraine      71.4  28.05
107 Seychelles    71.3  4.79
107 Namibia      71.3  0.00
109 Brunei Darussalam 71.2  13.41
110 India       70.8  4.59
111 Albania      70.5  6.30
112 Armenia      70.3  3.97
113 Cyprus      70.2  76.16
114 Belize      69.8  12.51
115 Libya       69.3  0.46
116 Trinidad Tobago  67.6  75.81
117 Senegal      66.9  2.44
117 Brazil      66.9  39.49
119 Botswana     66.4  5.67
120 Malaysia     65.9 114.78
121 Antigua Barbuda  65.7  4.12
122 Tunisia      65.6  28.03
123 Jamaica      65.1  13.13
124 Kuwait      62.1  57.55
125 Ghana       61.9  6.36
126 Romania      60.9  27.27
127 Croatia      60.5 147.00
128 Bulgaria     60.3  51.64
129 Bahamas      60.1  --
   (以上、注意レベル)
130 Barbados     59.9  71.04
131 Panama      59.4  21.57
132 Mongolia     58.4  1.70
133 South Africa   57.4  69.01
134 Bahrain      57   48.95
135 Latvia      56.7  54.52
136 Montenegro    55.6  56.08
137 Qatar       53.6  23.83
138 Uni Arab Emirates 51.6 113.14
139 Hungary      51.2  80.04
140 Costa Rica    50.5  90.12
140 Estonia      50.5  61.56
142 Slovakia     49.3 109.24
143 Lithuania     49   51.72
144 Malta       48.5  72.16
145 Poland      47.6  90.38
146 Oman       45.5  24.25
147 Greece      43.5 105.29
148 Mauritius     42.7  35.51
149 Czech Republic  42.1 138.06
150 Argentina     41.4  55.46
151 Uruguay      40.9  35.59
152 South Korea    39.7 168.86
153 Spain       39.2 169.66
154 Germany      38.4 231.65
155 Slovenia     37.5 123.90
156 Italy       37.1 205.71
157 United Kingdom  34.1 201.20
157 France      34.1 178.72
159 Chile       33.8  64.57
160 United States   33.6 297.05
161 Singapore     33  144.11
162 Portugal     32.4 105.48
   (以下は安定との評価)
163 Netherlands    28.6 227.38
164 Japan       28.5 233.55
165 Luxembourg    28.1 334.31
166 Austria      26  276.96
167 Belgium      25.5 249.54
168 Canada      25.1 241.94
169 Australia     23.2 204.42
170 Denmark      22.2 243.67
171 Iceland      21.1 129.84
172 New Zealand    20.5 189.65
173 Switzerland    20.2 211.53
174 Ireland      19.5  90.55
175 Sweden      19.3 219.98
176 Finland      18.5 324.97
177 Norway      17.1 170.46


 世界平均を上回る72kgのレバノンが28位にいる点は例外的であり、中東地域の複雑さゆえで、お気の毒としか言いようがない。しかし、総じて「ぴたり」の印象だ。インデックスは指標計90点以上を「警告レベル」、60点以上を「注意レベル」と設定している。紙消費量の分かれ目からみると「51位、85点のベラルーシ34kg」から下の国は充実しており、80点台後半の国の並びを見ても85点を警告レベルとしても良いと感じた。

 失敗国家群について10年前、1995年の紙消費量と比べてみた。

     紙消費量(kg) 2005 1995
1 Sudan       1.01 0.29
2 Iraq         1.59 0.83
3 Somalia      0.03 0.03
4 Zimbabwe    11.72 8.28
5 Chad         0.17 0.13
6 Cote d'Ivoire   3.81 3.81
7 Demo Rep Congo 2.84 2.27
8 Afghanistan    0.02 0.08
9 Guinea        0.32 0.12
10 Cent African Rep 0.26 0.09

 スーダンやイラクでさえ紙消費は伸びている中で、消費を減らし、かつ0.02kgと極端に少ないアフガニスタンが目立つ。治安どころでないソマリアも極小の横ばいだ。アフガニスタンの数字はタリバン掃討に部隊を送り込んでいる西側各国の説明とは裏腹に、民生の安定は進むどころか退歩していると疑わせる。0.02kgでは公的な文書すら確保していないかもしれない。

 注目の成長センター「BRICs」はどのあたりにいるだろうか。

          指標計 紙消費量
117 Brazil      66.9  39.49
62 Russia      81.2  37.53
110 India       70.8  4.59
62 China       81.2  44.66

 いずれも「注意レベル」の国で、インドを除いて紙消費社会が既に立ち上がっている。インドは最大人口の民主主義国なのだが、貧富の差は極めて大きく貧しい階層が巨大だ。この紙消費量では多くの子どもたちは勉強にノートなど使えないはず。それでも間もなく世界平均に迫ろうとしている中国をはじめとしたBRICsが大量消費に入る時代を考えて置かねばならない。このテーマでは少し前に「近未来中国が呼ぶ紙資源危機を考える [ブログ時評27]」を書いている。
# by ydando | 2008-02-11 23:28 | 資源・環境・災害
関西の夕刊連載「ウェブ通」リンクページ
 関西地区の月曜夕刊に「ウェブ通」と題した連載を書いて、既に40回近くになります。このほど紹介したページをまとめた「ウェブ通」リンク集を作りました。

 親サイトの方に「知の水先案内」というページを持っていますが、いかにも古くなりすぎました。それに代わるように、この10年来、貯まってきた私のブックマークから一般の興味を引きそうなページを順不同に取材して書いていく企画です。ただ、今回は一般紙の夕刊ですからネットで評判でもマニアックに過ぎるものや説明に手間が掛かる物は見送りました。ネットにさほど詳しくない読者が読んで退屈しないようにするのは結構、難しかったと感じます。

 それでも硬軟のテーマを取り混ぜて、面白いリストが出来上がってきました。新聞のウェブには過去12回分が残って読めます。取材していると「あのコラムは知っている」と言われる方によく出会います。意外なページをブックマークされていたりして、「硬軟」の判断は必ずしも私の思惑通りではないと知り、最近はあまり拘らずに書いています。

 マスメディアの人間が取材の参考になる知識を得るところもあるし、自分で手を出して楽しむ仕掛けも多数あります。掘り出し物と感じていただけるページが必ずあるはずです。連休中に時間がある方、あるいは勤務中、勉強中の気分転換に寄ってみてください。
# by ydando | 2008-02-09 19:39 | ネット