◆新ブログに移行します◆Blog vs. Media 時評blog.dandoweb.comへどうぞ ――――――――――― ネットジャーナリズム活性化のために3/9=圧縮音楽の改善2/11=失敗国家と紙消費2/9=「ウェブ通」リンク集
by ydando
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カテゴリ:ネット( 23 )
『世界』7月号には「T記者名暴露・・・」を掲載
 岩波書店の『世界』7月号にはT記者名暴露・新時代象徴なら貧しすぎる [ブログ時評23]」「と、「国際熱核融合炉の誘致断念は大歓迎」を掲載しました。

 連載も4回目です。時がたつのは早いですね。今回は「すちゃらかな日常 松岡美樹」と「◆木偶の妄言◆」の両ブログの引用をそのまま使わせていただいています。

 ちょうど、この号では尼崎の脱線事故が取り上げられています。野田正彰さんが「奴隷労働」の上に存在した過密ダイヤ、働く人が「無理だ」と言えない企業体質、国鉄解体からの歴史、マスコミ報道の的はずれ等について論じています。反日運動の特集も組まれています。

 【追補】「T記者名暴露・・・」関連で、Japan Media Review 2005-05-31に"What They're Saying ... Journalist Yasuharu Dando on Blogging's New Era"という記事が書かれています。



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by ydando | 2005-06-10 17:49 | ネット
岩波『世界』6月号掲載と英語版第2弾
 3回目になる岩波書店『世界』連載「ネット言論はいま ブログ時評onSEKAI」は6月号です。「実名記者ブログと素人の踏切事故追究 [ブログ時評17]」「市民参加のジャーナリズムは既に存在」から収録しました。実質的な引用をしたのは前者から「【竹ノ塚の踏切事故】踏切のおじさんを信頼して、感謝していた私が思うこと。」ですが、「Grip Blog私が見た事実」などのブログも紹介させていただきました。

 英語版は「Japanese Blog Review」というサブタイトルを付けることにしました。「ソニー」に続く2弾目は「原発:電力会社と国の常識外れ [ブログ時評16]」の全英訳です。"Nuclear Power: How Electricity companies and the administration stray from common sense."...Japanese Blog Review 2 という形で今後も続けたいと考えています。第1弾の「ソニー」ではこれまでに900件余りのアクセスが記録されました。
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by ydando | 2005-05-18 17:05 | ネット
岩波書店『世界』に2編、4ブログの声
 岩波書店の論壇誌『世界』5月号(4月8日発売、175ページからの「ネット言論はいま」)に、ブログ時評から2編を抜粋して掲載しました。「BSEはメディアリテラシー力を問う [ブログ時評15]」と「輝きが無いソニー改革人事の違和感 [ブログ時評14]」とです。

 縦書き主流の評論雑誌には珍しい、横書き見開き2ページの限られた紙面なので、『世界』編集部に取捨、編集は任せています。今回は、前者で「翻訳者魂」「BSE&食と感染症 つぶやきブログ」、後者で「大いなる夢」「プログレッシブロックな非線形衝動」、以上4ブログの声を紙のメディアの世界へ発信することが出来ました。

 それぞれにマスメディアでは見えにくかった情報ですし、ちょっと圧縮したものの、2編のコラムがメディア報道の海の中でも独自の存在を主張できると思っています。掲載は4月号に続き2度目。これからも続きます。
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by ydando | 2005-04-10 18:57 | ネット
ウェブログ図書館も情報組織化のひとつ
 「ブログの自律的な情報組織化が欲しい」を書いた際に落としていたのが、ウェブログ図書館です。次のエントリーを準備しようとして思い出しました。

 どれくらいの件数が蓄積されているのか。今年になって始まったので、実はまだそれほど多数ではないでしょう。ジャーナリズムとかの項目はずらりと並んでいるが、貧弱な、つまり該当なしの項目も多いのです。使い方はまず「第2次区分」から開いて、さらに第3次区分へと進めていくのが良いでしょう。

 皆さんも何かを探そうと心に思い描いてから、入ってみてください。どうでしょうか。何か、ありましたか?

 私は自動車産業関連を探したのですが、全くだめでした。一つの記事は一つの項目に配置されているので、思い切って複数項目に重複して並べるほうが探している人には親切かな、とも思いました。あるレベル以上の記事を集める方針で、少数の方の人力で進められている仕事です。協力する電子司書の募集もされています。
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by ydando | 2005-04-08 00:56 | ネット
暴走PJダンプ撃退を機に見直し
 最近、悪戯が過ぎるなと思う方、数人をエキサイトブログの機能で立ち入り禁止にしていましたが、失礼とか無礼とかの通念を通り越した暴走PJダンプが現れてみると、可愛いものだったと考え直しました。普通の状態に戻しますので、当たり前のマナーを守ってお付き合い願います。

 この機会に、はっきり申し上げておきますが、私は匿名の方を相手に泥の投げ合いはしません。どっちに転んでも最後に残るのは泥の山と私の名前だけだというのでは、やっていられないからです。今回のように「名誉毀損だ」と実名で叫ぶならお相手しますが、こんなことも久しく無かったことです。

 このブログを始めたころ「メールマガジンとか長くやってきたからと先輩顔するな、掲示板やブログがネットの本筋だ」といった趣旨の反発があちこちにありました。私が最初にネットに関係したのは1988年で、当時は新聞社の仕事として国内メディア初のパソコン通信を運営しました。UNIXマシンのシェルをそのまま使う急ごしらえでしたから、IDは私が「dando」を選択し、読者はすべて「reader」でした。担当したのが「原子力発電ボード」です。他の記者はあまり入ってきませんでしたから、自分以外は匿名の読者多数と長期間、当時から多くの問題を抱えた原発を話し合うことになりました。聞くべきことは聞くし、言うべきことは言う、妙なおもねりはしない――私のネットスタイルはそこから生まれているので、「居丈高」とかいうのは外れです。

 職業的ジャーナリストとして「教導しようとしている」という見方も外れでしょう。「原子力発電ボード」でしていたように適切な材料や見方を提供しようとはしていますが、ネットの世界がどのように変わっていくかは、作用反作用、輪廻の果てにあり、見通せるものではありません。ただ、お騒がせするのが新聞記者の仕事であるとは昔から思っており、私にしか出来ない話題提供があるのも明らかにでしょう。
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by ydando | 2005-04-02 20:13 | ネット
ブログの自律的な情報組織化が欲しい
 あざらしサラダさんから「☆ブログはすでに新聞を『補完』しているのではないだろうか」という問いかけをいただいています。私の「ブログの現状はそれほど素晴らしいか」との疑問提起に答えたものです。あざらしサラダさんの「特定の分野に限っていえば、新聞記事以上に深い知識と考察を披露しているブログは数多く存在していると思います」「そして、このようなブログを閲覧することにより、日頃不満に感じている新聞記事を補完している自分に気づくのです」という認識は私も含めて、多くのブロガーに共通でしょう。

 では、私が何を問題としているのか。実は当該のブログを知っている人にしか、その手は使えない。仮に広範囲なブログを知っている方でも、突然、気にしたこともないテーマについて関心を持ったとき、どこに行けば良いのか分からないのが現状です。ブログに慣れた方は「ブロゴスフィア」(ブログ圏)という概念を持ちだして、ブロゴスフィア総体はメディアを上回っているといった表現を取られがちです。それはインターネットに含まれる情報の総体は、マスメディアの情報を上回るといった命題とあまり変わりません。一般の方が少しの努力でたどり着ける手段が用意されない情報は、有用ではない――この単純な事実を、表現を変えて言っているだけなのに、そのたびに過激に反発する方が出ていましたが、ようやく話がしやすい雰囲気になってきました。

 また、毎日新聞の方が、ブログでは無理だ、ジャーナリズムにしか担えない部分があるとの発言をされているのに、大西宏さんの「マスコミの現状はそれほど素晴らしいか」は引きずられているように感じます。BSEについてメディアの側も検証すれば、「落第」の続出になります。各社の社説ですら残念ながら危うい。私はマスメディアとブログの比較をしているのではないのです。次に進むにはどうしたらよいのか考えようと言っているのです。質を高めることもしなけれなりません。さらにブログが、あざらしサラダさんが思っているような存在になるには、現状では足りない。自律的な情報組織化のようなことが起きないといけないと、私は考えています。

 ネットの世界にはモデルがあります。個人ニュースサイトにもっと勢いがあった頃、各サイトのしていることを鑑定し、批評して、自律的に情報提供の質を高める動きが確かに存在していました。第128回「ニュースサイトが生む津波アクセス」とその続編に詳しく描いています。終わり近くに期待を込めて「いま対象にしている分野以上に視野が広がり、きちんと目利きするニュースサイトが現れ、そこからリンクが増殖するところまで発展していくのだろうか」と書いています。

 100万件に達しているブログの世界にも、目利きサイトや問題別「ハブ」、問題別センターのような存在が多数現れて欲しい。既に萌芽的な存在も散見されるようにはなっています。オリジナルは書けないけれど、色々と集めてくれているサイトのことです。問題別、話題別に「こいつは引き受けた」とボランティアになってくれる方がどんどん出てくださると面白いと思います。Googleに引っかかってくる前、報道があって丸1日以内に、そこに行けばお薦めブログが分かるような場所のリストが出来て初めて、「補完」、いや「並立」の時代が始まるのです。

 ところで、私がしていることもブログ情報の組織化のひとつでしょう。目的達成が見えてくるころまで、しばらくは続けるつもりですが・・・。
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by ydando | 2005-03-29 19:30 | ネット
ブログ時評シリーズ初の英訳版公開
 「輝きが無いソニー改革人事の違和感 [ブログ時評14]」の英訳版を専門家に頼んで作ってもらい、親サイトにある英語サイトで公開しました。"Misgivings about the dull personnel revolution at Sony "です。

 英訳だと引用先へのリンクを付けても事実上、読んでもらえないので読みやすくする方向で省略し、オリジナルの日本語版へのリンクを冒頭に付けています。海外の人にも関心を持ってもらえそうなテーマを選んで、今後も続けるつもりです。英語サイトの訪問者は月間2000人足らずですが、日本のブログの動きが多少でも海外に伝われば面白いと考えています。身近に海外ビジネスマンとかいらっしゃる方、ご紹介くだされば感謝です。

 ※3/28追補 餅は餅屋に任せるべしと英語ポータルサイトのjapan-101.comに全文転載を打診したら、エディターから"That is an excellent article. I'm glad to hear you will allow me to share it with visitors to Japan-101.com."との返事でした。トップページと
http://www.japan-101.com/business/sony_revolution.htm
に転載されています。期間は1,2カ月だと思います。
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by ydando | 2005-03-25 01:49 | ネット
ネット右翼的な思考回路は限界~若隠居さんへのお答え
 結論の部分からご返事しましょう。「ブログ時評におけるネット右翼論に疑問を呈する 」の最後にあるように「スポーツナショナリズム・ネット右翼なんてレッテル張り」をしているのではありません。日本という共同体の一員として、他の共同体と向き合い、日本国家を意識する場面で生まれている思考の回路では、現在の日本社会が直面している本当の課題には到達し得ないのです。右翼的言辞について「素直な心でやっていることを、そのままに受け止め」「建設的な議論をする」のが、財政構造改革、教育問題、年金問題などを考える糸口になるのですか。

 ネットの議論は現状でもマスメディアの水準を凌駕していると豪語する方が多数います。本当でしょうか。そういう質の議論があることは事実ですが、広く一般市民が容易に接することが出来なければ存在しないのと同じです。「十個は秀でたものが混じっています」と千個の文書を渡されて読む人がいるでしょうか。私が97年から続けている「インターネットで読み解く!」は、ネット上の知のピークを広く利用可能にする仕事だとも言えます。ちょうどgooやinfoseekが立ち上がった瞬間から検索エンジンを利用してきました。リンクの相互分析を使い、この数年で熟成してきた検索結果が、ブログの隆盛で雑音だらけになりつつあります。

 すべてが「ネット右翼」と目される議論のせいではありませんが、金太郎飴を切ったような議論をいつまでも続けるのは止めにして、日本社会が直面している現実と関わる議論に移りましょう――というのが私が最も言いたかったことです。社会のありようとこれほど乖離しているのは相当に変です。ネット検索を使う市民が増えている現在、その成果は伝わるはずです。マスメディアに影響するようには直ぐにはならないでしょうが、そのポテンシャルは十分あります。メディアは本当に手詰まり状況なのです。

 最後に、小倉さんの呼びかけに、どなたか応えられたとか。社会学系の研究者を脅してブログを閉鎖に追い込んだ例を知っているので、右翼という自覚を持つ人も混じっているのでしょう。「自分は真ん中」という意識が「ネット右翼」を支配していることが私の論点ですから、どなたか一人の応募に影響されるものではありません。
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by ydando | 2005-03-08 00:09 | ネット
公論の場を貧しくするネット右翼の病理 [ブログ時評13]
 ブログの世界を中心に時事問題への議論を収集して3ヶ月余り、ネットに右翼的言辞が氾濫しているのに、個別政策的な課題では右からの発言がほとんど無いことに驚いている。NHK・朝日問題に関連して、在米研究者の卵による「むなぐるま」は「日本ではリベラルブロガーのハブはないのだろうか」と問いかけて話題になった。私の立場からは保守系のハブサイトこそ教えて欲しい。「小さな目で見る大きな世界」の「リベラルの不在、保守の不在」が「何を重視するかということで違ってくるのだろうけれども、保守の人たちはずいぶん取り上げていない問題があるよなあと感じている」と指摘する思いに近い。

 「ネット右翼」と目される集団が押しかけ、多数のコメントの山を残した「小倉秀夫の『IT法のTop Front』」では、ネット右翼というものがあるのなら自分こそと名乗ってみて、との趣旨の呼びかけがされたものの、反応は無かったようだ。ネット上で主に対中国、対韓国・北朝鮮、対マスメディア関連で右翼的言辞を並べているブロガーの立場には共通点がある。「自分は真ん中。右に見えるのは、あなたが左にいるからでしょう」といった感覚。そして、自分のブログを持たず、コメント欄だけに書き散らしているグループと大集団を作って居心地の良さに納得している。

 国を誇る、真っ直ぐな思いを貫いている――大集団の光景はスポーツナショナリズムに極めて近い。サッカー・ワールドカップ予選でテレビ中継が始まった瞬間に、ニッポン・ガンバレに切り替わってしまう心情である。どちらも、ナショナリズムが生まれるメカニズムは共通している。日本という共同体の一員として、他の共同体と向き合い、日本国家を意識する場面だ。「マスメディアによる自虐的報道」を非難するスタンスも同じである。このメカニズムで生まれた右翼的志向である限り、目を転じて共同体内部の個別の問題に対処する基盤を持たない。外に向かっては一致していても、内部利害はばらばらだ。

 自民党政権が磐石だった時代、最初から政権を取るつもりが無い野党に代わってマスメディアが政権批判の柱だった。今、政治家、官僚を含めて国家が生き方モデルを見失い、攻め手のマスメディアも整合性があるモデルを提示できない。こんな時代だからこそネット上に公論の場を造りだす意味が大きいと考えているが、ネット右翼では「右」を代表することは出来ないと早く気付くべきだ。惰性に任せては先行きが見えない社会を変えるために、大手術が必要と右の立場で考えたら、相当に骨太の枠組みを考え出さねばならない。左の立場なら弱者のために抵抗するくらいでも形は出来る。現政治状況に当てはめると、中曽根元首相なら、不肖の後継者・小泉首相の課題ごと丸投げ路線に忸怩たる思いをしているはずである。


 :小泉改革については最初から否定的に扱ってきた訳ではありません。特集「小泉構造改革を考える」で考えてきた流れが一覧できます。
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by ydando | 2005-03-07 00:05 | ネット
「言いがかり」がブログの議論なのか
 日曜日に書いた「日本の映画界にもっと市場原理を [ブログ時評09] 」は、数十年来、映画界で起きていることの見通しを良くするために結構手間を掛けて書いたものです。ブログ時評という立場からすれば、これくらいのパースペクティブは誰かが提供してくれていて、そこから議論を展開すれば面白かろう――くらいな気持ちで取材を始めているのに、さっぱり見つからない。2004年の映画興行収入発表について扱っているブログは主観的感想ばかり。仕方がない、自分で作るか、となった次第です。

 書いてみると、元映画業界人という「こんなものを買った。」から「★日本映画界に市場原理を、ってそういうこと?」のトラックバックが来ました。「ちょっと言いがかりを付けてやろうかと言う記事である」には笑いました。色々突っ込みたくて書いてありますが、失礼だけど、指摘の点は全て知っていますよ。その手の木を見て森を見ない議論を際限なく書き込んでいけば、見えるものも見えなくなるだけです。それでご本人も最後に「失敗。」と結んでいらっしゃるのだから、また笑いました。

 ただ、真面目な議論で、どこかの付和雷同・閉鎖サークルで傷をなめ合っている香具師たちとは違うようなので、エントリーをお返しすることにしました。注文したいのは「言いがかり」じゃなくて、もっと発展する形の議論にするべきだということです。気になった点を一つ、突き詰めて、自分でもそうだったかと思える新しい発見にして見せて下さいよ。揚げ足取りや言いがかりがブログの議論形態というのでは、あまりに寂しい。

 最近の例ですが、親サイト「インターネットで読み解く!」の掲示板で、簑島光宣さんという方が私のレスポンスを見て「グローバル競争社会化の元凶は日本 [ブログ時評05]」を読み返され、見えていなかったモノを見事につかんでいらっしゃいます。そうでなくっちゃ――それなりの時間とエネルギーを費やして、ものを書いている側としては思います。
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by ydando | 2005-02-08 11:50 | ネット