◆新ブログに移行します◆Blog vs. Media 時評blog.dandoweb.comへどうぞ ――――――――――― ネットジャーナリズム活性化のために3/9=圧縮音楽の改善2/11=失敗国家と紙消費2/9=「ウェブ通」リンク集
by ydando
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カテゴリ:科学技術( 11 )
高さ8メートルのキノコ――巨大化石の記事
 いくつかの朝刊に、4億年前の地層から発見されていた全長8メートルの巨木のような化石がキノコだったとのニュースが出ていました。連想するのは当然、「風の谷のナウシカ」の世界です。巨大キノコが林立していた訳で、本当に想像力をかき立てられますね。今日は忙しくて詳しく書いている時間がありませんから、「超巨大キノコ化石」(平成鸚鵡籠中記)で触れられていることだけ紹介しておきます。
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by ydando | 2007-04-26 14:17 | 科学技術
東電福島第一・7時間半もの臨界事故に驚く
 北陸電力志賀原発で15分間の臨界事故が発覚したのに続いて、東京電力でも1978年11月に福島第一原発で7時間半もの臨界事故があった。「制御棒引き抜け事象に係る調査状況について(続報)」にある。

 制御棒の脱落は5本もあったが、大きく抜けた志賀原発と違い30~90センチ落下だったので臨界になった範囲が小さかったのだろう。それにしても中性子量のメーターが振り切れているのに7時間も手をこまねき、朝になって幹部職員が出てきて収束させたとは、今聞いても肝を冷やす事態だ。緊急呼び出しをかける判断すら出来ない当直班しかいなかった訳で、もっと大きく落下していたら大惨事になったろう。

 事故があった3号機は1976年3月の運転開始で、「初期のトラブル」と言い抜ける人もいるようだが、トラブルは記録して次に備えるのがエンジニアの常識だ。東電側の運転日誌に一切の記載が無い以上、隠蔽したとみるしかない。メーカーである東芝の側もデータをきちんと残していないのは許し難い。

 「原発の事故隠し」(春秋雑感)は「これが当時発覚していれば、原発建設がほぼ凍結されていた可能性が高い。それを恐れて隠蔽したのでしょう。電力会社の社員自体に遵法意識というか、国民の安全優先というのが欠落している欠陥人間ばっかりですね」と憤る。

 東海村臨界事故の後で第76回「臨界事故と揺らぐ原子力技術」を書いて、電力業界の品質管理運動を紹介した。沸騰水型の東電は関電のTQCに当初は冷ややかだった。蒸気発生器というアキレス腱を持つ加圧水型に比べて余裕があったのだと思っていたが、何のことはない事故・異常続発でも口をつぐんでいただけだったのだ。

※関連「臨界事故が沸騰水型は欠陥原発と証明 [ブログ時評77]」
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by ydando | 2007-03-24 19:48 | 科学技術
臨界事故が沸騰水型は欠陥原発と証明 [ブログ時評77]
 【注:福島第一原発の炉心溶融で来訪された方へ】
 最新のエントリーは「Blog vs. Media 時評」でご覧ください。「福島第一原発3号機も炉心溶融、後手の連続」(2011/3/13)などが読めます。


 北陸電力志賀原発1号機の1999年臨界事故発覚は、まず7年間の隠蔽事実そのもので原子力全体への大きな不信を生んでしまった。その後、東京電力など4原発で同じような複数本の制御棒同時脱落事故があったと公表され、一般的な不信感を問題にしている時ではなくなった。国内の原発を加圧水型と折半している沸騰水型炉が、フェールセーフの約束を無視した欠陥原発だったと判明してしまったのである。

 核分裂反応を一定の範囲にとどめることが原発の至上命題であり、反応を進める中性子を吸収する制御棒の出し入れが決定的な役割を果たす。この制御棒を、加圧水型炉は炉心の上から吊る方式であり、制御不能になっても最悪でも炉心に落ちてくれる。沸騰水型炉では炉心上部で蒸気が発生している事情から制御棒を炉心底部から上方向に挿入する。

 重力に逆らって重い制御棒を上に突っ込む点に沸騰水型炉の危険性があると指摘されたが、電力会社や国は「制御棒の落下には機械的な歯止め『ツメ』が付いており安全」と言ってきた。しかも制御棒は1本ずつしか動かさない仕組みなので「事故解析は制御棒1本の挿入失敗や脱落を検証すれば足りる」と裁判の場でも突っぱねてきた。ところが、志賀原発1号機で起きたのは3本もの同時脱落だったし、他の4原発でも2、3本の脱落だった。

 3月20日になって、これまで隠されていた機構上の秘密が表に出てきた。制御棒は水圧を使って動かしていて、弁の開閉を間違えると異常な水圧が発生することがあり、その場合はツメは強制的に外されてしまうのだった。これが安全装置かと問いたい。

 「謝りゃ良いというものでもなし 其の参」(旅限無)は驚き、こう指摘する。「『開閉する弁の順番を誤った』のは人間で、記事を読む限りではこうした人的ミスを想定した設計にはなっていない事になります。ならば、絶対にそんなミスをしない人間をその操作に当たらせねばなりませんが、それは人間を理解して居ない傲慢な態度でしょうなあ。どんなにメチャクチャな操作をしても、絶対安全に自動停止してくれないと困りますぞ!」

 各地の住民が起こしている裁判で弁操作について危険性指摘はあった。「志賀原発1号機のスクラム信号は『中性子束高高』」(東電不正事件と老朽原発)が報告している。「制御棒が引き抜かれ,スクラム信号が出ても制御棒が入らなかったのは、閉めてはならない弁(F101弁)を誤って閉めたからと言われていますが、今、静岡地裁で係争中の浜岡原発運転禁止請求事件でも、現場検証の際にこの弁が問題になりました。原告側はこの弁を閉めたらスクラムがかかっても制御棒が入らないこと、なのに弁には閉止禁止のふだがなかったことを確認しています」

 志賀原発1号機で起きた臨界事故がどれだけ危険な状況だったか。炉内中性子束のグラフを入手、公開しているブログがある。「これが志賀原発のモニターのコピーだ!~手書きで『点検』と姑息な隠蔽工作!」(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士)を見ると中性子量が激増して振り切れている。15分間に12回の警報音が中央制御室で鳴り響いた、恐るべき事態が想像できる。無事に収束できて幸運としか言いようがない。グラフには国の専門官に見せて問題にならないよう「点検」と書き込んで、実際に起きたことではなく機器点検中のエピソードのように誤魔化す工夫もされている。こうした記録は事故前後の部分だけ削除されて、北陸電力には残っておらず、職員が個人で持っていたという。

 事故隠蔽は発電所長が判断し、現場だけで行われたことになっている。伝えられている動機は、2号機の着工を間近に控えて影響を心配したという。それだけだろうか。ブログではさらに踏み込んだ考察がある。

 「志賀原発の制御棒脱落=臨界事故はもっとも危険なものだった」(薔薇、または陽だまりの猫)は経緯をまとめて訴訟対策だったとみる。「93年に運転開始した志賀原発は当初からトラブル続きですが、この前年の98年には復水器内部の防熱板が落下し、復水器細管を破損するという事故を起こしました」「市民団体は志賀原発の差し止めを求めて訴訟を起こしていて、この時は名古屋高裁金沢支部の判決が下された直後でもありました。98年9月の判決です」「裁判は最高裁に上告されており、臨界事故の時はまだ棄却決定はされていませんから、この事故が明らかになっていれば実質審理が再開され別の結果になった可能性だってありました」「この臨界事故は、裁判で原発の固有の危険性として主張している『制御棒挿入失敗は安全審査での想定を上回ることが起こりえる』『制御棒挿入失敗は人為ミスや操作ミスでもあり得る』『ECCSも機能しない可能性はある』という主張がそのまま実際に起きたものであり、1号機訴訟でも2号機訴訟でも原告側が主張していた内容に沿った事故であったわけです」

 経済産業省の原子力安全・保安院は国会で「誤操作によって制御棒の歯止めが外れ、引き抜かれた」と答弁し、構造上の問題ではないとの立場だが、この弁明は通らない。原子力で言われてきたフェールセーフの原則は、どこに行ってしまったのか、説明する義務がある。起きうる事故の想定も従来とは全く違ってしまうはずだ。安全審査の有効性が根底から覆ろうとしている。

※続いて「東電福島第一・7時間半もの臨界事故に驚く」を執筆。
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by ydando | 2007-03-21 17:57 | 科学技術
奇怪、不可解、Windows Vista肥大化 [ブログ時評76]
 1月末の「Windows Vista」発売から1カ月、パソコン売り場からは旧バージョンOS「XP」は消えかけているのに、Vista購入者のブログからは「使い物にならない」「旧バージョンに戻した」などの発言が巻き起こっている。私も新OSに魅力を感じつつも、大学に入る子どものためにはXPパソコンを駆け込み注文したばかり。もともと基本ソフト(OS:Operating System)を数年ごとに改良、新商品として売るのはマイクロソフト社の都合でしかない。今回、これほど肥大化したOSから聞こえてくる誤動作、バグは相当に奇怪であり、「超・複雑化したシステム」への「人知の限界」を感じさせなくもない。

 まず、全体の普及状況。3月7日の記事「インターネットコム株式会社とJR 東海エクスプレスリサーチが行った Windows Vista に関する調査」が「官公庁、自治体、民間企業に勤務する20代から60代の男女330人」に聞いたところ、「自宅 PC の OS が『Windows Vista』と回答したのはわずか0.9%だった。また、勤務先で同 OS が導入されているところは皆無だった」。日本より急速に普及と思われた米国でも意外に緩やかと伝えられる。

 プロ級ではない、普通のパソコン利用者と思わしき方あたりから紹介する。「Vistaはなかなか手ごわい」(水俣の街の片隅から)は「新OSはそれなりに素晴らしいが、あえて言えば、私のような使い方の範囲では改めて新調することもないようだ」「バグもあるようで、私のホームページが誤作動してしまう。インターネット・エキスプローラの問題かもしれないが、前のパソコンでは問題なかったのだから、やはりバグと言うべきなのだろう。ここしばらくはそんな状態が続くだろうから、旧バージョンで確認を取らなければ更新も危ういものになりそう」

 これが3月10日付の記事。旧バージョン機が、まだ側にあれば辛抱ができなくもないが、更新したウェブをダブルチェックしなければならないとは……。

 周辺機器メーカーから出た奇怪な情報で最も気になったのが、キヤノンの「デジタル一眼レフカメラ『EOS-1D』、『EOS-1Ds』をご使用のお客さまへ」で2月28日付。「デジタル一眼レフカメラ『EOS-1D』、『EOS-1Ds』で撮影したTIFF(RAW) 画像データを一定の条件下で回転または編集した場合、オリジナルの画像データが消失することが判明いたしました」とあり、回避方法としてはWindows標準ソフトを使わずに、キヤノンの標準添付ソフトを使うように求めている。

 こうなると、際限がない「特殊」モグラ叩きゲームになると思われそうだが、実は、ごく普通の場面でバグが続出している。

 「Vistaのバグ(その1)ファイル名を変更できない!」(UsefullCode.net)は、ウインドウの大きさとの相対関係でファイルに長い名前を付けてしまうと変更ができなくなり、後でウインドウ内をクリックするとファイルが見えなくなってしまうと報告している。さらに「Vistaのバグ(その2) 残り時間が表示されない!」は「ファイルの移動やコピーに関するバグとして致命的なのは、ファイルをエクスプローラー間でドラッグ・アンド・ドロップした直後にエクスプローラーのウインドウを閉じたときに、移動やコピー操作が勝手にキャンセルされてしまう」「この現象はタイミングの関係なのか、いつも起きるというわけではないため再現するのが難しい」と述べる。

 これまでに取り敢えず修正されたバグは多数あるようだが、そんな機械の気紛れに、実務をしている人間がお付き合いしている暇があるのだろうか。

 NIKKEI_NETの「Vista講座最終回・今夏、今冬、来春…Vistaの本当の買い時は?」は、どうしてVistaが未完成に見えるのかを考えて「ムーアの法則」(CPUなどコンピューターパーツの性能は、18―24カ月ごとに倍になるという、米インテルの共同創業者ゴードン・ムーアの説)を引き合いに出しWindows Vista構想「2000年の登場当初は動作周波数が1.5ギガヘルツだったPentium 4は、2007年に約9ギガヘルツで動作するはずだった。しかし2000年代後半からは、消費電力あたりの性能が重要視されるようになり、現在でも最高クロックは3ギガヘルツ前後に留まっている」。そのために予定された多くの機能が見送られて途中から構想を変更、再開発に至った。「この方針転換がVistaで見受けられる数多くのバグに影響を及ぼしている可能性はありそうだ」とみる。

 こうした専門家たちは、「実用段階」のバグの数々を、お金を払って購入したユーザーの「協力」で潰した挙げ句、1年後くらいには出される改訂版OSをお買い得と考えているようだ。「XP」はパソコンの主記憶メモリーから100MBくらいを占拠してしまうと言われた。「Vista」機では主記憶メモリーが1000MBでも足りないと言われていることから、数百MBを独占してしまうのではないか。これは数億の命令が書かれたシステムがあるのと同じことだ。

 この巨大システムの中で全てが整合して行われる保証をどう取り付けるのか。家庭に入り込んでしまうパソコン――やがては家庭内機器全部の制御も想定されているだけに、「高機能化=複雑化」とは違う道を考える時期に来ているのではないか。
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by ydando | 2007-03-12 00:37 | 科学技術
TV情報番組の捏造にどう対処するか [ブログ時評74]
 捏造疑惑続発のフジテレビ系「発掘!あるある大事典」に続いて、TBS系情報バラエティー番組「人間!これでいいのだ」でも「行き過ぎ」が指摘された。通常の可聴範囲を超す2万ヘルツ以上高周波音の研究者から断られたのに研究論文を掲げ、高周波音は「頭が良くなる音」と断定した。高周波音が出る風鈴を茨城の学習塾に運び込み、生徒が勉強する風景を撮影して塾の責任者に「勉強に役立てている」と言わせたのだから「捏造」と言って差し支えない。

 視聴者にも呆れを通り越した驚き、さらに面白がりが見られる。「捏造がいっぱいあるある大事典♪」(kakokakokakokakokakoのつぶやきどすえ~♪)は「よほどマイナーなものやよほど曲解して紹介している場合もあるのだろうけど、とりあえずは一応どこかにあるものを『発掘』して来て、それをセンセーショナルに取り上げてるんだろうと思っていた。しかしその『学説』自体すらが捏造まがいだったの?」「こりゃまたもう、面白過ぎる!」「でもなんにせよ、わくわく楽しい『捏造』騒動♪」「いい加減だということは、ある程度は見る方も承知の『お約束』だと思ってたんだけど、あそこまでいい加減だったとは♪ほんと笑える!」「いやはや、ほんとに今さらながらマスコミっていい加減ね!と楽しめた次第でした。ほんと、怖いですね」

 ただし、取材される側のプロ、研究者らには冗談ではない話である。実は同様な「取材」が他の場面でもまかり通っているらしい。「マスメディアの内容の真偽について」(霞が関公務員のLateral Thinking)はこう証言する。

 「先日などは、とあるテレビ局の記者(かなり偉い立場の方)から取材を受け、とある法律の内容について説明を求められ、これについて色々と手間をかけて内容を教えたにもかかわらず、誤った内容をテレビで喋られた。取材中のやりとりでは、『こういう理解ではまちがっていますか?』と聞いてきたので、『少し違います。こうです』と正しい理解を示し、『法律の内容ですし、これから関係者にも周知を図っていく必要があるのでここで誤った情報が流れると誤解を招いて困ります』と伝えたにもかかわらずである。相手は『まぁ完全に間違いでなければいいですよね』とか、『それではニュースとして面白くないので、何とかこの内容で』とか粘ってくるのだが、結局は無視して押し切られた形である」「事実に反することを流して番組が中止に追い込まれた例について、非常に話題になったばかりなので皆さん記憶に新しいことと思うが、それと何も違わないのだ。政府機関にわざわざ取材をして、事実を確認しておきながら、面白いニュースになるからと誤った情報を流すのは『捏造』である。残念なことに非常にこうした手合いが多い」

 ここまでマスコミ側の倫理がいい加減なら、メディアリテラシーの問題だとはっきり宣言するしかない。

 「テレビは好きですか。」(大学生の告白)は海外に留学している立場から、テレビとの関係を相対化して説く。「ではでは、『テレビが全てだと思ってる人』はどうですか。私は、そういう人とは話が合わない。もっと正確に言うと、『情報源をテレビばかりに頼っていて、自分から真偽を確かめようとしない人』と、話が合わない」「テレビはテレビなんだ、製作する人がいて、製作する人には『考える頭』があるんだってことをもっと理解する人が増えてほしい。じゃないと、やりたいようにやられっぱなしになっちゃうと思う。自分の頭で考えることが苦手になっちゃうんじゃないかな」「私の友達は、『日本は平和だねぇ、納豆のことでこんなに騒ぐんだもん』って言ってた。確かにそれもあるけど、単にそういうことだけでもない。納豆騒動のことを大きく取り上げるのもテレビ。大きく取り上げた納豆騒動の裏に何があるか、製作者サイドの視点を考えないと、泥沼に嵌っていってしまう」「日本から離れてみて、より一層そんな風に考えるようになりました」

 多くの家庭や職場で自由にインターネットが使えるようになった。「あるある」捏造発覚のきっかけになった納豆ダイエットだって、調べたければ、きちんとした機関が収集した情報を得ることが出来る。

 独立行政法人、国立健康・栄養研究所が開設している「『健康食品』の安全性・有効性情報」にある「健康食品」の素材情報データベース(50音別・アルファベット別一覧)で「ナットウ(ナットウ菌)」を調べよう。「すべての情報を表示」ボタンを押しても、「ヒトでの評価」各項目は「調べた文献の中で見当らない」がほとんどなのが分かる。納豆を使ってされた定量的・定性的な研究が極めて少ないからだ。なら「ダイズ」で調べよう。こちらには循環器などに様々な研究成果の抜粋があるが、肥満については「調べた文献の中で見当らない」としか書かれていない。

 たった、これくらいのリサーチをしない、出来ないプロデューサーが番組を作っているのが、テレビ界の実情だと知ることができる。「あるある」制作元・関西テレビは「何度もチェックをした。下請け、孫請けの問題」と言い逃れようとしている。視聴者の多数が、こうした公開データベースを使うようになればTV情報番組は存立基盤を失おう。
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by ydando | 2007-02-12 21:21 | 科学技術
科学をなめている「あるある大事典」捏造
 毎日新聞が28日朝刊トップに「『あるある』98年も捏造 『レタスで快眠』実験改ざん」を出しました。納豆ダイエットのケースでは血液採取しても測定をしなかった――などの捏造でしたが、今度は千葉科学大の長村洋一教授(健康食品学)に、マウスを使った実験を依頼、ジュース状にしたレタスを与えた群と同量の水を与えた群を比較したのですが、ほとんど変化が起きなかったそうです。それなのに実験途中でおとなしくしていたマウスの映像を使って「レタス汁を飲んだマウスは、眠ってしまった!」とテロップを流したとのこと。番組開始が96年10月ですから、初期から捏造を繰り返していたことが証明されました。

 「発掘!あるある大事典」のホームページは既に閉鎖されているが、米国にある「web.archive.org」に昨年5月くらいまで収録されています。インターネット時代、そう簡単に「過去を消せない」仕組みになった訳です。98年10月の「発掘!あるある大事典 第102回『快眠』」から始まって、「3. 眠りを誘う…究極の食材 ついに登場!」が問題のページです。文字化けする方はブラウザの「表示」→「エンコード」で「日本語(自動選択)」に設定してください。

 これを見るとネタ元は、イギリスの絵本『ピーターラビット』で「『レタスを食べ過ぎると催眠薬のように効く…』(プロプシーのこどもたち)とあり、お話の中のウサギたちは、そのせいで眠り込んでしまったという」。「うさぎ:レタスを食べて2時間後眠った」「犬:レタスジュースを飲んで1時間半後、トロンとした」「猿:レタスジュースを飲んで2時間後、眠ってしまった」がまず掲げられています。「眠りを誘う成分ラクッコピコリン」がレタス100グラムに20ミリグラム含まれているからだと説明されます。

 さらにマウスの実験です。「一方にはさまざまなレタスの汁、他方には水を与えたマウスで比較をしてみると、水を飲んだマウス以外は大人しくなり、30分以内に眠ってしまった」と実験事実に反した報告をし、「即効性があります。レタス100g~200gで静かな眠りにつける」(田島眞教授/実践女子大学)とのコメントが付いています。田島教授は毎日新聞に「一般論で話した。マウスで実験したとは知らなかった」と証言しています。

 ネット上を探索して「質問日記2」―「レタスのラコックピコリン???」に行き当たりました。筆者はテレビ番組関係者からたびたび質問、問い合わせを受ける、野菜関係の研究者のようです。「科学文献のデータベースにも『ラクッコピコリン』などという物質は出てきません。レタスには『lactucopicrin』(ラクチュコピクリン)と呼ばれる苦味成分が含まれますが、これを健康関連番組で書き間違えたのでしょう」「『ラクッコピコリンが100g中20mg含まれる』ように書かれています。普通の人がこれを読むと、レタスの『生』の葉100g(約1人前)に20mg含まれるように思います。実際は元の文献を調べると、乾燥した葉100g中の量で記載されています。実際に100gの葉を食べても、摂れるのは1mg程度ということになります」

 ネット上には、レタスに催眠効果があると無条件に書いているブログが多数あります。「ラクチュコピクリンの睡眠効果について、元になる文献を調べておりますがみつかりません。もし、本当にないのなら、科学的実証よりも先にマスコミの発したデマがインターネットで増幅されてあたかも真理のように流布していることになり、ゆゆしき事態であると思われます」と警鐘を鳴らしていらっしゃいます。

 私も前に脳内物質の連載を書いたことがあり、随分経ってからテレビ関係の会社から問い合わせを受けたことがあります。古いノートを引っ張り出すのは無理なので、「こういう風にすればJOISなど科学文献データベースから引き出せます」と、お教えしたのですが、相手はそうしたデータベースの存在すら知らないようでしたし、原著論文を読む力も無いとお見受けしました。今回のケースでもインターネット検索は使っても、科学文献データベースには当たることすら考えていない――それでいて絵本『ピーターラビット』をヒントにレタスの催眠効果を証明しようと企画――実験はしても不都合な結果は改ざん――一般論を語る研究者を見つけて権威付ける――では、科学をなめているとしか思えません。

 科学的にはどう考えるのが正解か、日本植物生理学会の「質問コーナー」で「質問:レタスの不眠症改善能について」に行き着きました。JSPPサイエンスアドバイザーの今関英雅氏が「18世紀末にアメリカの医師がレタスの乳液を乾燥させたものを阿片の代用物として処方しています。動物実験ではレタス乳液乾燥物に強い催眠作用をもつことも知られるようになりました」「今日では、レタス乳液やその薬効成分よりもレタスの煎じ汁を『睡眠障害』『不安症状』『小児の神経過敏症』などの療法として用いているようです」とまとめた上で、「『レタスをたくさん食べたら不眠症にも不安症状にも効果がありますよ』などと言うのは間違いだと思います。『ラクッコピクリン』の話を信じてその効果が出るほどレタスを食べるにはどの位のレタスを毎日食べる必要があるのか計算する気にもなりませんが、そんなことをしたらそれ以外の成分も同時に大量に摂取するわけですから何が起こるか予測できない危険なことです」と指摘されています。

 「レタスを200グラム食べたら眠れた」などのブログの記述は、信じることで効果を発揮する「偽薬効果」そのものでしょう。
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by ydando | 2007-01-28 17:53 | 科学技術
似てきた日韓バイオ論文捏造疑惑だが [ブログ時評45]
 ソウル大が黄禹錫教授によるヒト・クローン胚ES細胞作成を全て捏造と断定したのに続いて、日本でも東京大の調査委が著名な遺伝子研究者、多比良和誠教授の論文捏造は疑惑を晴らすことが出来なかったとの結論に達した。詳細が明らかになるにつれて、両者とも実験の過程を詳細に記録する原則を守らず、部下の研究者が出した実験結果を信じたとの弁明に落ち着きそうである。ノーベル賞級とも言われたクローン胚ES細胞ほど一般受けはしなかったが、多比良教授のRNAに関する論文も英ネイチャー、米サイエンス両誌に載って世界的な注目を集めた。

 黄教授はクローンの「源泉技術」では、なお優位にあると頑張っていたが、昨年末の韓国中央日報「黄教授『箸の技術』91年に日ですでに発表」は、日本の近畿大の真似をしているだけとのネット上の指摘を伝えた。業績中、クローン犬だけは本物とされても、大きな意義を見る専門家は少ない。2千個以上の大量の卵子を使えた研究環境だけが、生命倫理から躊躇していた他国との差だった可能性が高い。

 東大側の事情は「東京大学工学系研究科調査委員会による記者会見資料」に昨年9月までの経緯が述べられている。日本RNA学会から12論文への疑問が出されたのに応えて実験結果を検証できる資料提出を求めたが、納得がいかなかった。そこで、この1月初旬までに再現が容易と考えられたネイチャー誌など掲載4論文の再現実験を求めた。ところが、期限までに提出されたのは2件分だけで、それも論文の結果を再現していないという。実験当時とは何か微妙な条件の差が生じて再現できないこともあり得るが、4件とも駄目となれば信じてもらえなくて当然だ。

 「多比良さん、ピーンチ!」(スター・ウォーズ エピソード3を結局9回観た社長のブログ)は実験記録の重要性を具体的に書いている。「実験ノートって、今のバイオ研究にとっては物凄く重要なんですね。書式を統一して、鉛筆での記述は禁止、あとになって書き加えたりできないようにびっちり書くし、消しゴムの使用も勿論ダメ。記述後は第三者に確認してもらってサイン、あるいは押印してもらったり。そして通し番号を振って、一冊書き終わったらそれは金庫に保管」「なぁんでこんな厳密なことをやるかって、アメリカが先発明主義だからで、誰かが特許を申請したときに『いや、うちはもうそんなこととっくにやっちゃってましたよ』って言えるから。バイオベンチャーは医薬品開発に直結するので、特許の根拠となるノートは本当に重要なんです。その一冊が数百億円を産むかもしれない」

 ところが、企業では当たり前でも大学はそうでもなかったらしい。この研究分野の大家が「ふたつの論文の撤回」(柳田充弘の休憩時間)で「ある研究組織では、実験ノートのすべてのページにナンバーが打たれ、各ページに責任研究者のサインをすることに、これからなると聞きました。企業研究所などでは昔からあったことですが、大学などではあまり聞いたことがありませんでした。捏造問題はいまや危機的状況と意識されてきたのでしょう。科学者は牧歌的な時代の夢から完全に覚めなければいけないのかもしれません」と書いている。パソコンに実験装置から直接、データが入る場合もあろうが、紙にバックアップもしていなかったというのが、今回の日韓疑惑である。

 昨年は大阪大でもデータの捏造で、論文を取り下げる騒ぎがあった。「研究者の良心って‥‥」(さびしんぼうのブログ♪)は「不正や捏造が相次ぐ中で、文部科学省は昨年12月、研究現場の監視を強化し、不正を行った研究者に罰則を科す制度を導入することを決定した」「罰則制度という縛りがないと、もはや日本の科学者は、正義をつらぬくことができないのだろうか?これも研究界における業績主義、成果主義のなれの果てなのだろうか」と、疑問を投げかけている。

 2004年春、国立大学法人化を貫いたのは、その業績主義の風だった。しかも、業績主義なのに、きちんとした評価システムが無い点が決定的に悪い。私の連載第145回「大学改革は最悪のスタートに」" A Worst Possible Beginning to University Reform"で、日本では専門家同士の相互評価・批判「ピアレビュー」が欧米でのように出来ていないことが問題であり、その能力育成が急務と指摘した。韓国でも国民的英雄、黄教授に対しては疑問のひとかけらも許さぬ風土が出来上がっていた。最初に口火を切ったテレビ局への逆風は大変だった。韓国ばかりでなく、日本でも研究者社会の自治能力が問われている。果断な処理で結果として体面を保ったソウル大に比べて、東大もマスメディアも淡白なのは何故か。
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by ydando | 2006-01-17 00:22 | 科学技術
国際熱核融合炉の誘致断念は大歓迎
 日本とフランスが誘致合戦をしている国際熱核融合実験炉(ITER)を、日本側が断念しそうです。日米韓vsEUロ中の対立になっていて、最近の国際政治関係を示唆する構図ながらが、何よりも巨大な放射能汚染構造物を国内に造らずに済むことを喜びましょう。「ITER仏立地で暫定合意」など、各紙が報じ始めています。

 この問題は私は随分前から取り上げています。4年前に第98回「熱核融合炉の誘致見直しは今しか」があり、さらに前には第59回「未来エネルギー核融合の挫折」を書いています。

 政治的な配慮もあって建設費は安めに安めに言われていても、一時より膨らみ始め、現在では1兆3000億円になっています。国内誘致なら半分は負担することになったでしょう。それで発電でもするのか。とんでもない。最も反応が起きやすい重水素とトリチウムを組み合わせて超高温にし、本当の核融合プラズマを試みに燃やしてみるだけなのです。結果として、JCO臨界事故など耳垢程度にすぎぬ膨大な中性子線が発生します。常磐線を止めたJCO事故を覚えていますよね。あんなレベルではない強烈な中性子線で周辺の物質はどんどん放射化され、巨大な汚染構造物が出来るのです。

 こんな厄介な代物を誘致しようとするのは、欧州の内部でも原子力を本当に判っているのか疑われているフランスくらいのものです。昔つくった既定方針で走っていただけの愚かな国と青森県はともかく、県民の皆さんは六ケ所村誘致が出来なくて残念と思うより、次代に汚染を残さない、自分たちも中性子線の脅威など気にしなくてよくなった点を素直に喜ぶべきでしょう。

 核融合で人類がエネルギーを得るようになる夢は結構ですが、現状では、その実現性は極めて低いと考えるべきです。いくつもの大きな障害があり、障害の全てが見えているかと問われれば自信がない、初歩的状況です。
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by ydando | 2005-05-06 18:46 | 科学技術
次世代DVD、色あせ始めて規格統一へ [ブログ時評19]
 次世代DVDとして別々に開発が進んでいる「ブルーレイ」と「HD DVD」の規格統一が出来そうとのニュースが流れた。両陣営を代表するソニーと東芝がお互いの長所を持ち寄って新しい規格を作る交渉をしている。家庭用VTRでベータとVHSに分かれて規格争いをした、過去の苦い経験を繰り返さないためにも消費者重視を歓迎する声が多い。しかし、現在のDVDも2層式の書き込みが出来るようになり8.5GBに増え容量不足は一息つけそうな状態。さらに200GBもある次々世代ディスクが名乗りをあげてしまい、次世代DVDの単層なら20~30GBと中途半端な容量は魅力を失いかけている。

 「次世代DVDねぇ・・・」(God's in his HEAVEN?)が現在の家庭ユーザーの不満を代表している。「サッカーにしても舞台にしても、2時間半あると丁度いいんだけど。次世代よりも、片面2層のディスクを売ってくれんか」と思い、自宅のDVDレコーダーの説明書を読んで「調べたら焼けなかった。というか、焼ける機種ってまだ発売されてない?」と気付く。既に1枚1000円余りで2層式の生メディアは売られている。値頃感が出るには半額程度に下がって欲しいが、DVDレコーダーの新機種にその機能が搭載されるのは間もなくだろう。

 「ほんとに求められてるの?」(地方声優の日常)も辛辣である。「昨今の廉価版やBOX攻勢で、各家庭でのDVDソフト資産もかなりのものになっているはず。それを顧みることなしにほとんど互換性のない新世代規格なんか出して、消費者がほいほい買い換えてくれると思う方が間違いでしょ」

 ユニバーサルデザイン(UD)に関心を寄せている「ALS そして、僕の生きる道。」の「これもある意味UD」は2月に発表された次世代光ディスク「ホログラフィック・バーサタイル・ディスク(Holographic Versatile Disc、HVD)」に注目している。「容量がブルーレイ:54GB、HD DVD:36GBに対し、 200GBと4倍以上あるのです。HVDが本格的に商品化される前に現行の規格を早く普及させ売らないと、今までの苦労が水の泡?になりかねない恐怖心の現われかもしれません」。HVDは2007~8年に製品化され、2010年には本格普及を目指しているのだから、成り行き次第では次世代DVDは短命に終わるかも知れない。

 今の時点で次世代DVDを渇望しているのは米国の映画産業らしい。米国の家庭にハイビジョンが映る高精細テレビが10%まで普及した。映画ソフトをハイビジョン版にして売り出すチャンスが訪れたと感じているようだ。フィルムに収められている画質は現在のDVDビデオでは表現できていない。AVマニアにはハイビジョン映画ソフトは確かに魅力的である。

 ところが、その差がわかるには高度な装置が要る。「次世代光ディスクの規格統一に関する新聞報道について 」(酒井俊之のシネマラ攻略大図鑑)は「いつか来る次世代DVD」より、今あるD-VHSデッキでハイビジョン録画しましょうと書いている。そのコメント欄で、かつどん氏は「今のDVD、画質がそこそこでも、良い再生機材使えば100インチぐらいだとHVとそんなに遜色ない」と主張している。

 ハイビジョン放送が映るテレビを持たない方でも、新しいパソコンがあればハイビジョン画質とDVD画質を見比べることが出来る。マイクロソフトが「WMV HD Content Showcase」にサンプルを並べている。ハイビジョン版とDVD版の2枚セット(リージョン制限あり)がamazon.co.jp経由なら国内でも買えるが、そこまでしなくてもハイビジョン版サンプルをダウンロードして見るだけでも感じが分かろう。確かにひと味違う、波頭の砕け方など印象的な高精細感だが、新しいDVDビデオを同様に見ると、映画を見る分にはかなり健闘していると思う。公式には2.4GHzのパソコンが必要とされるが、会社で使っているペンティアムMで1GHz、RAM512MB搭載のノートパソコンでも視聴可能。「Media Player Classic」という動作が軽いフリーソフトにも一役買ってもらっている。

 さて、自分なら映画鑑賞用に買うだろうか。良いテレビがまず必須だから買い替えてからの話になる。テレビ周辺にまた新しい機器を入れるのは困るかもしれない。今ある機器のどれかと置き換える形が良い。また、パソコン用になら、やはり200GBのHVDに惹かれてしまう。
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by ydando | 2005-04-24 18:53 | 科学技術
「一太郎」製造販売禁止判決報道のずさん
 ジャストシステムのワープロソフト「一太郎」などが松下電器の特許を侵害したとして、東京地裁は製造販売禁止の判決を出した。残念なことに、先日の青色LED訴訟和解を巡る報道と同様に、多くのメディア報道は欠陥品と言わざるを得ない。一太郎ユーザーの多さから大きな扱いになっているだけに余計に杜撰さが目立っている。

 全国紙の紙面を見ただけではどれも問題点が理解不能だ。唯一、日経新聞だけが、昨年、同じような訴訟が同社の家計簿ソフトで争われ、同地裁の同じ裁判官がジャストシステム勝訴の判決を出している事情を詳しく解説し、問題のボタンがアイコンであるかどうかがポイントと教えてくれる。それでもかなり判りにくく、ITmediaの「ジャスト「一太郎」の販売中止を命じる 松下アイコン訴訟で判決」と併せ読んで理解できた。

 他紙の紙面やNHKニュースなどから知る限りでは、ジャストシステム側が判決に不満を持つ理由が全く理解できない。インターネットで流れているヘッドライン部分だけでなく、解説に当たる部分を読んでも駄目なのだから重症である。記者の専門知識不足というより、書き手が自分の頭で理解する気がないようにすら見える。細切れ記事の日常的書きすぎが原因だろうか。

 この貧しい状況でメディア報道だけしか見ていないと、某MLで科学ジャーナリストを名乗る方まで青色LED訴訟の地裁判決と控訴審和解内容が整合しないと論じてしまう結果になる。このブログの読者は「青色LED和解で理系冷遇は変わるか [ブログ時評07]」でもう理解済みのはずだが・・・。
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by ydando | 2005-02-02 16:34 | 科学技術