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by ydando
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今年は、ますます流動的な世界へ
 きょう4日から完全な通常勤務の再開です。正月三日だけは、のんびり過ごしました。皆さんはいかがだったでしょうか。あちこちにトラックバックをいただいているので、ここで一括、お返事にします。

 年末年始の世界を見ていて、ロシアが同じロシア人の国ウクライナと天然ガス価格引き上げでもめ、ガス供給を停止しかけて、世界的に大きな失点をしました。ウクライナを通るパイプラインが西欧への供給ルートになっているのに、ウクライナ分だけ差し引いて流したら、西欧に着く分が落ち込んでしまったのです。現在は量を戻したようですが、エネルギー供給をロシアに頼もうとしていた国は一斉に別ルートの開拓に進むでしょう。いきなりガス供給を止める乱暴な国に大きく依存していて、大事があったら言い訳が出来ません。自由主義化したはずのロシアの強権体質が露骨に現れた事件でした。極東ロシアの天然ガス資源は魅力的でも、日本も安易に頼れない印象を持った方が多いのではありませんか。

 中国向けに優先して回されそうな、その極東のガス資源について、少し前に面白い記事を読みました。中国から極東ロシアへ移民が増えていて、極東ロシアが実質的に乗っ取られるとの論文を中国人留学生が書いたといいます。日本の少子化以上に、ロシアは少子化が酷い上に体制変革による後遺症でストレスが溜まり平均寿命が大変、短くなっています。ロシア人の大人はどんどん若死にして、子どもは生まれない一方、中国からの移民は何十万と入り、子どもはどんどんつくるのです。

 さて、年末に寺島実郎さんの講演を聴いて、印象に残った数字。日本の貿易構造は米国依存が強かった1990年頃とは大きく様変わりしていて、2005年上半期で貿易総額に占める比重は米国18.1%、大中華圏28.2%、アジア46.3%にまでなったそうです。大中華圏とは中国・台湾・香港・シンガポールを総称しています。シンガポールの華僑が主導したビジネスが中国本土で大きな生産につながったりしている現状を、既存国境だけで仕切るのはおかしいのです。8年前と古い記事ですが、第34回「『アジアの時代』は潰えたのか」に書いた事柄が表面に現れて来たと思いました。シンガポールは華僑と印僑の接点でもあり、思わぬモノが生まれてくる可能性も宿します。
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by ydando | 2006-01-04 18:48 | 世界
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