◆新ブログに移行します◆Blog vs. Media 時評blog.dandoweb.comへどうぞ ――――――――――― ネットジャーナリズム活性化のために3/9=圧縮音楽の改善2/11=失敗国家と紙消費2/9=「ウェブ通」リンク集
by ydando
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
テロにせよ反テロにせよ、連鎖拡大は止まらない
 イラクでついにタンクローリーを使ったテロが発生しました。3万6000リットルの燃料に市街地で自爆テロを決行、死者の数は百人近いとも言われます。日本軍事情報センターの「最新情報」で「日本でテロの可能性といえばすぐに原発や新幹線をあげる。しかしこれは市街地を走るタンクローリーを想像させないためのシャドー(遮蔽物)の目標だった。日本のテロでもっとも怖いのはガソリンを満載した大型ガソリン・タンクローリーのことである」と書かれているように、ついに来るべきものが来た感じがします。確かに地下街などに注がれて火をつけられたら、全く手がつけられません。焼け死ぬだけでなく、瞬時に広がる酸欠でも犠牲は出ます。新幹線が1本脱線するより被害は段違いに大きいでしょう。

 一方で、ロンドンの同時テロを受けて、英国の与野党3党は「自爆犯称賛も処罰で合意」したとの共同電も入っています。「自爆テロ犯への称賛を『間接的なテロ教唆』とみなし処罰することを盛り込んだ新たな反テロ法案」が出来るようです。比較的冷静に見えた英国の人たちも、今度は逆上しているようです。そんな取り締りが出来るのでしょうか。人間の内面の自由にまで立ち入ろうとする法律に見えます。本当に施行したら、またイスラム聖職者を処罰したら、拡大の連鎖をまた一押しすることになりかねません。

 欧州での新たなテロ予告もあるようですが、日本だって他人事ではない。各地の空港でどれほど厳重な検査をしても、実は何の意味も無いと、今度の同時テロは示したのです。2003年の11月に第139回「イスラム、自爆テロそして自衛隊」で、こう書きました。「そして、思い浮かべるのが、イラク戦争が始まる前にネルソン・マンデラ南アフリカ前大統領が『世界をホロコースト化しようとしている』とブッシュ大統領を痛烈に批判した言葉だ。憎悪の拡大再生産でしかない米国の行動を止められず、最も深刻な危機の震源地パレスチナに希望が全く見えない今、マンデラ氏の予言は本当になってしまいそうである」。事態は本当にそう動いているとしか思えません。
[PR]
by ydando | 2005-07-20 01:32 | 世界
<< 無理を重ねた地上デジタルの副産... 「実名記者ブログと素人の踏切事... >>