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by ydando
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離婚「減少」現象を科学っぽくしてみましょう
 「離婚の減少はサッカーW杯から始まった [ブログ時評26]」についてトラックバック「『読み物』と『科学』の境界」をいただきました。良い機会なので「減少」現象をちょっと検証してみようと思います。

 今回の仮説を実証するのが困難であることは最初にお断りしています。個別の例を積み重ねても、例えば、たまたまアザラシの「タマちゃん」に癒されて離婚を見送った方を何人か見つけたとしても、何の証明にもなりません。新聞社が得意の世論調査の手法も効きません。年間30万件近い離婚の1割くらい、3万件が見送った程度の現象を、全国の有権者1億人を3000人くらいで代表させている抽出調査が検出できるはずがありません。

 先日のグラフ年表の小さな山や谷は、非常に大きな波の上にある「波乱」にすぎないとの見方も可能です。例えば景気変動の波が実は基底にあって、景気が多少でも上昇していないとしたら、2001年のように離婚増加は高原状に続いていて、皇太子妃出産のようなイベントに対応した突発的な減少の谷が現れるだけなのかもしれないということです。

 注意すべきは「こんな人とは暮らせない」と離婚へ内向する気持ちを、ふと外にそらせる、癒しのトピックは存在しても、離婚に走らせるトピックはおそらく無いことです。家庭内で色々な過程があって初めて離婚へと向かうのであり、かなりの積み上げが無ければ無理です。「初カツオを食べたいから女房を質に入れる」ような離婚は無いということです。グラフ年表で意味があるのは谷のところだけになります。

 そういう目で見ると、谷の存在と世間で起きるトピックが連動している点だけは認めるべきだ、となるかもしれません。逆に、全てが偶然であると片づける訳にはいかないのは明白です。どなただったかの感想「説得力があるが、むしろ信憑性は50%とみたい」が中庸になるのかも知れません。
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by ydando | 2005-06-22 18:51 | 社会・教育
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