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by ydando
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大津波の援助を届けることの難しさ
 インド洋大津波に対する各国の資金援助の表明は順調だが、CNNニュース1/7で国連は、1年前のイランの古都バム地震で「各国が約束した計10億ドルのうち、これまでに約1750万ドルしか払い込まれていない」と額面通りには受け取れないとの見方を示している。約束不履行のケースは過去の災害に何度もあるという。

 日本政府は早期に払い込むとの姿勢を鮮明にし、大津波に対する無償資金援助5億ドルの半分は2国間で供与する方針だ。そのうちタイに贈ろうとした20億円を、タイ政府は辞退してきた。この分はインドネシアへの130億円、モルディブへの16億円に積み増されるという。自立して取り組もうとするタイ政府の心意気は買いたい。同時に少々憂鬱になった。この巨額のお金が全て有効に使われることはまずあり得ない。この地域のODAは中間搾取が酷いと言われ続け、特にインドネシアの腐敗体質は有名だ。

 JMM[JapanMailMedia]のNo.304「カオラックのひとたち」は津波にあったアメリカンスクールの先生からの体験談メールを、春具さんが翻訳して読ませてくれる。悲惨な体験の後、ホテルに戻っても電気も明かりもない状況で、身内が行方不明になっているタイ人の若い女性イドさんが、うろうろしている50人ほどの旅行者にタイカレーの炊き出しをしてくれたそうだ。この話がBBCなどで流れると、隣人や見知らぬ人からも寄付金が500ユーロ単位(日本円なら約7万円)で「イドさんに渡して」と次々に届くようになったという。家族会議を開いて300ユーロを500ユーロに増額した家もあった。

 手から手への支援が出来ないならどこが良いか。今回の国連支援で大きなニュースは、緒方貞子さんが前のトップだった国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、被災者が膨大なことから難民が対象でないにもかかわらず動き出したことだろう。緊急支援アピールにも具体的にどの国でどんな内容かが書かれており、百万人を超える人たちに仮設住居や救援物資を、なるべく公平に届けるには実績を考えても一番かと思っている。
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by ydando | 2005-01-10 19:03 | 世界
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